輝くあのこの轢死体 pt.1
輝くあのこの轢死体 pt.1
わたし、きらきら
なわがギトギト
2つに千切れた豚は丸太
ほうき星みたいに破片を残しながら
暗い室内を引きずっていく_
あげる。あらゆる体液と食品添加物を
薄暗がりの廃校したあの小学校のプールで
つれていって、そこに
長年の宿便をぶちまけて空に向って咆哮するのは
たってひとりのあなただけ
代替不能のあなただけだから
わたし、きらきら
線路がぬらぬら
歴史したあのこの合成着色料漬けの
輝かしく嘘くさい肉塊の連続
塩の多いたこやき
12月だから白い息に魚介の匂いがのる
ほんのりぬらぬら轢死体
大きなテレビをつけて、それを唯一のともしびにした
あの8畳の部屋で
長年の宿便をぶちまけて空に向って咆哮するのは
たってひとりのあなただけ
代替不能のあなただけだから